第62回国民体育大会 秋田わか杉国体
 
           
去る9月30日(日)〜10月3日(水)まで秋田県で開催された、第62回国民体育大会 秋田わか杉国体に我が中部30カヌークラブから、
岐阜県から監督として篠田浩之監督、選手としてスラロームには加藤哲平選手、ワイルドウォーターには渡辺正浩選手。
また三重県からは選手兼監督としてスラローム男子に服部洋一郎選手、スラローム女子には服部千晴選手が出場しました。            
WW男子 1500m岐阜県渡辺 正浩2位
SL男子 25G岐阜県加藤 哲平2位
三重県服部 洋一郎21位
SL女子 25G三重県服部 千晴6位
スラローム男子 15G岐阜県加藤 哲平3位
三重県服部 洋一郎28位
SL女子 15G三重県服部 千晴9位
WW男子 スプリント岐阜県渡辺 正浩4位






第62回国民体育大会 秋田わか杉国体


秋田わか杉国体 カヌー競技(スラローム・ワイルドウォーター)に岐阜県代表として加藤哲平(スラローム)選手、渡辺正浩(ワイルドウォーター)選手と参加してきました。

9月30日 ワイルドウォーター1500

コースは、スラローム競技のスタート地点数m上流をスタートしスラロームコース(前半流れの緩やかなコースから右・左とコースが狭くなりつつカーブし2つの落ち込みが続く。)を通り本流に合流。約1500mを漕ぎきるコース。
スラロームコース内を極力ミスを少なく通過し、そこから一気に全開モードでどれだけタイムを縮められるかが勝負となりそう。渡辺選手、思うように流れの中での練習ができなかった事、ワイルドウォーター1500は一発勝負であるという為か、やや緊張気味。カーブで思うようなラインが通れなく、落ち込みが結構不安らしい。
しかし、さすがもとフラットウォーター日本代表!500mの中間タイムでは1:12.75と11位。正直「入賞厳しいかな?」と思ったのでしたが、ゴール付近で応援していた哲平選手曰く、「メチャメチャ漕いでて凄かった!」らしく、なんと、なんと、な〜んと、渡辺選手がゴールした時点で暫定1位。「おーと、ここで岐阜県の選手が1位に出てきました!」というアナウンスに、スラロームコースの観客も「Woー!」「えーっ!」と歓声が上がり、思わず私も「オーッ!マジかよ!」と叫んでしまった始末。まさにサプライズ!
最終的に堂々の2位表彰台。ゴールから戻ってきた渡辺選手に2位であることを告げると、本人も信じられないのと緊張から解かれたせいか、凄くうれしそうで笑みがこぼれてました。
さあー、このまま勢いに乗りたいところです!

10月1日 スラローム25ゲート

いよいよ、前回兵庫国体スラローム25ゲート2位の哲平選手の登場。
前回の大会に比べ今大会の参加選手は結構手強そう。しかし、私が練習等の哲平選手の漕ぎを見る限り、昨年とは比べものにならないくらいレベルアップしているという感じ。
特に、漕ぐフォームがとても綺麗かつ丁寧で力強く、ライン取りも申し分ないように見られました。海外等での練習がかなり効いているのでしょう。試合前も、前回のリベンジ、2位よりは落とせない、そんな中で気合を入れ良い緊張感の中集中している様子。「これは、いけるかも?」いやが故にも期待は高まります。
本戦1本目を終え、暫定3位。5番ゲートで接触。タイムも正直意外に伸ばせず。やはり本人にしか解らないかなりのプレッシャーがあったのかも知れません。が、ここからが昔の哲平選手とは違うところ。すぐに気持ちを切り替え、2本目に向けて気合を入れ直し集中。そして2本目。これぞ哲平選手の漕ぎ!と思わせる完璧なレースで、タイムは1本目より4秒縮め1:45.73。(トップと1秒差)結果2位。良くぞ上げた、という感じ。見守っている方が胃が痛くなるようなレース展開でしたが、がんばりました哲平選手!

10月2日 スラローム15ゲート

スラローム選手は、25ゲート・15ゲートと連日競技が続くので体調管理、モチベーションの維持と結構大変だと思います。この辺の管理を監督等がしっかりケアしなければいけないのでしょうが、そういう点では、私はまだまだ未熟者です。
この日の哲平選手は、昨日の結果からかモチベーションは維持しつつも意外とリラックスしている感じ。15ゲートは昨年の兵庫国体の優勝競技。おのずと期待が高まります。1本目暫定4位。タイムももう1〜2秒早くてもいいところでしたが、いかんせん10・15ゲートで接触。ペナルティ4。これが痛い。哲平選手クラスの上位争いともなるとコンマ何秒の戦いも当然有り得る訳で、結果的に1本目は少々精彩に欠けた結果となってしまいました。私から見ても今日の漕ぎ(体の切れ)は昨日に比べほんの少しですが重そうに見えました。海外での練習、岐阜からの移動、そして現地練習。疲れがあっても当然な状態。15ゲートはとにかく前半流れが緩やかなので漕力勝負、そして後半(流速が増し)テクニカルコースへ。コースとしては後半勝負のコース。各選手、後半はきつかったと思われます。しか〜し哲平選手、またまた2本目に向けて気合を入れ直し集中。私が感じるところ技術的な向上はもちろん、哲平選手が一番成長したと感じるところはメンタルな面が非常に強くなった点です。1本目の結果がどうであれ2本目に挑む姿勢は凄いを通り越しあっぱれものです。
2本目。タイム的には若干落としましたが(他の選手も結構タイムを落とした)、気迫あふれる漕ぎが見られ、3位表彰台。バンザーイ!結果オーライ。表彰台に登った哲平選手の後ろで監督は「よくやった!」と県旗を小さく振っておりました。

10月3日 ワイルドウォータースプリント

国体も今日が最終日。最終日ともなれば毎回ですが「えっ!もう?」と少々寂しさも感じます。
今回の秋田国体カヌー競技は、競技日程中暑いくらいの好天に恵まれ大変助かりました。

さあ最終日、我らが岐阜県からの刺客、渡辺選手の再登場です。中2日ということもあり体調的には問題無さそう。ワイルドウォータースプリントはスラロームコースを2本下りその合計タイムで争います。ワイルドウォーター1500での中間タイムが11位だったこともあり、入賞がひとつの目標。私的には”悪くて入賞、良くて表彰台”と考えていました。本人もそのあたりは気にしていたようで、コースを観察しながらライン取りのチェックを入念にしていたように見受けられました。
そして1本目。発艇10分前に乗艇するというちょっとした余裕?を見せつつもタイムは47.84。暫定3位。またまた「ヒェ〜」です。コース前半の漕ぎはまさに”凄い!”の一言。やってくれます渡辺選手。これはもう表彰台あるのみ。いや、表彰台確実。そう確信していました。が、2本目。渡辺選手のタイム47.60。合計タイム1:35.44、結果4位。なんと、なんと、3位との差コンマ03秒!まさしくコンマ何秒の勝負でした。4位でも十分嬉しいのですが、3位との差がコンマ03秒というのが実に実に惜しい。しかし初出場でここまで成績を残してくれた渡辺選手には拍手喝采です。良くぞがんばってくれました。

こうして4日間の競技が終了しました。
4日間いろんなドラマがありました。岐阜県代表の加藤哲平選手、渡辺正浩選手、本当にがんばってくれました。
お疲れ様でした。又、現地でお世話になった方々及び応援していただいて方々に感謝申し上げます。今後も二人の活躍に乞うご期待!




文 岐阜県監督 篠田 浩之

  
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